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渥美清

「蛍消え 髪の匂いの 中に居る        渥美風天」

15年前の8月4日に亡くなった渥美清(あつみきよし。1928~1996。)さんが、死の3年前に詠んだ一句です。

渥美さんは、自由律俳人・種田山頭火(たねださんとうか)と尾崎放哉(おざきほうさい)に惹(ひ)かれ、友人の作家・早坂暁(はやさかあきら。1929~。)さんと取材旅行に度々出かけては、句作に励んでいたといいます。

女性の艶をさりげなく表現した粋なこの句から、渥美さんが死ぬまで演じ続けた「寅さん」の姿は、浮かび上がってきません。

渥美さんの素顔がほんの少し見えるような気がする作品です。

日本人は寅さんを愛しましたが、渥美さんご本人はどうだったのでしょう。

役の固定化が、俳優としての彼自身をも呪縛してしまったのではないでしょうか。

『サイコ』のノーマン・ベイツことアンソニー・パーキンスも、初代ジェームズ・ボンドのショーン・コネリーも、『スーパーマン』のクリストファー・リーブも、先頃亡くなった、『刑事コロンボ』のピーター・フォークも、当たり役のイメージから脱皮しようと必死に努力しました。

役者とは夢を売る商売ですが、渥美清さん自身は、いつも悪夢を見ていたのかもしれません。

改めて、ご冥福をお祈り申し上げます。

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Mr.NAO

Author:Mr.NAO
東京都港区出身 
男性 
水瓶座

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