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内田百﨤

「えらい人を慕ふのは我我若い者の本能であった」。

夏目漱石の門人として知られる内田百﨤(うちだひゃっけん)の一言です。

内田は、1889(明治22)年、岡山市生まれ、1971(昭和46)年没。

東京帝国大学独文科卒業。

小説家。

作品には『百鬼園随筆』『阿房列車』などがあります。

黒澤明監督の最終作『まあだだよ』(1993年)で、その文学活動とお弟子さんたちとの交流が描かれた人物です。

冒頭の一文は、『失敬申し候へ共』(1965(昭和40)年)という文章の中で述べている言葉です。

無論、ここで言われている「えらい人」とは、師・夏目漱石のことです。

内田の師への深き敬慕が自然と口をついて出て来た、といった趣の一言です。

事実、漱石は門人の中で最も歳が若かった内田を大変に可愛がりました。

漱石は、彼と親子ほど歳の離れた鈴木三重吉、高濱虚子、寺田寅彦らと木曜会(毎週木曜に漱石に自宅で行われた座談会)に同席することを許して同等に扱いました。

また、貧窮時代の内田に、漱石は250円もの大金をぽんと与えたこともあるほどでした。

ところで、昨今、本当に「えらい」と思える人がいるでしょうか。

若者の無節操を嘆く前に、自らのあり方を振り返らなければいけない年配者はいませんか。

内田百﨤の言を警句として受けとめたいものです。



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Mr.NAO

Author:Mr.NAO
東京都港区出身 
男性 
水瓶座

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