≪ 2017 09   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - - - -  2017 11 ≫
*admin*entry*file*plugin| 文字サイズ  
FC2 Blog Ranking FC2 Blog Ranking

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


イラスト

「さん」という敬称ほど、多くのものに使われる言葉はありません。

もともとこれは「様」が口語的に変化した語で、親しみを込めて人を呼ぶときに使われました。

ですから、初めはその人の名前の下に付けて「田中さん」「阿部さん」という具合に使用されました。

ところが、いつのころからかその守備範囲が果てしなく広がって、現在ではとてもたくさんのものを「さん付け」で呼ぶようになりました。

例を挙げてみましょう。

先ずは、人ではあるが固有名詞ではないものです。

娘さん、息子さん、お医者さん、お坊さん、社長さん、お隣りさん、おじさん、おばさん、お父さん、お母さん、お前さん。

次は、動物。

お猿さん、象さん、お蚕(かいこ)さん。

続いて、食べ物。

お豆さん、お芋さん。

架空の信仰対象である、お稲荷(いなり)さん、お不動さん、神さん、仏さん。

トヨタさん、ニッサンさん、ホンダさん、といった企業名。

千代田区さん、鎌倉市さん、東京都さん等の自治体名。

他にも、学校名、政党名、法人名など、数えればきりがないほど多くのものが「さん付け」で呼ばれています。

もちろん、その業界内部の人間同士でしか使わないものも少なくありませんが、それにしても、この現象は日本語の大きな特色の一つには違いありますまい。

では、どうして日本人はこんなに頻繁に「さん」を使いたがるのでしょうか。

一説には、日本人は気が小さく臆病なので、自分の意識が向く相手に対して事前に敬意を伝えておくことにより、相手を懐柔しようという、人間関係円滑化のための技術だ、という考え方があります。

が、他方、これは何物をも擬人化してそれらに親しもうという、日本人独特の豊かな抒情性の一端、という説もあります。

両方とも正鵠(せいこく)を射(い)ていると思いますが、如何ですか。

今回は、イラストも描いてみました。

下手で申し訳なく存じます。
スポンサーサイト


この記事へコメントする















Mr.NAO

Author:Mr.NAO
東京都港区出身 
男性 
水瓶座

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。