2011/05/26 13:10:01
半生『讃岐うどん』と乾麺の『讃岐ひやむぎ』を「合い盛り」にして、『とんこつつけめん』を作りました。
スープは市販のものに手を加えました。
左がうどん、右がひやむぎです。
硬めに茹でて冷水で締めながら、もみ洗いをしました。
スープの具材は、安曇野産の小松菜とグリーンアスパラガス、葉山産のワカメです。
とんこつスープは、意外に思われるかもしれませんが、うどんやひやむぎにも合うのです。
讃岐うどんのコシ、モチモチ感、ノド越しととんこつスープの味わいが一体となると、とんこつといえども、やっぱりラーメンというものは日本食なのだなあ、と実感します。
ですから、ラーメンのスープは和麺にも適しているのだ、と思います。
前回は温かくしていただいた『讃岐ひやむぎ』は、冷やすとさらにコシが増しました。
さすが讃岐、という感じです。
言うまでもなく、これもまたとんこつスープに馴染みます。
たぶん、コシがしっかりした素麺も合うでしょう。
細い麺同士が作る隙間に毛細管現象のようにスープが絡まって、美味しくいただけると思います。
古来、日本人は外から入って来た「食」を日本の「食」に取り入れ、両社を上手く掛け合わせて、絶妙な新食品を編み出してきました。
麺の世界では、「カレー南蛮」がその最たるものでしょう。
ですから、和麺をいろいろなものと引き合わせてみると、実は最高のパートナーだった、ということが少なくないのです。
インスタントラーメンの父・安藤百福さんのように、今までになかった、奇跡的なまでに斬新なものを発明するという芸当は、並みや大抵のことではなく、誰にでもはできません。
しかし、現在あるものを他の何かと組み合わせる、両方の相性を探りながら、それらの長所が共に生きるように混ぜ合わせる、ということなら、そう難しいことではありません。
やってみようと思います。
これは、料理だけに限ったことではありません。
何にでも言えることではないでしょうか。
普通の人間たちは、そうやって生活を改善してきたのです。
スポンサーサイト