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志ん生

昭和の大名人・五代目古今亭志ん生(ここんていしんしょう)さん(1890~1973)。

亡くなって40年近くたつというのに、その人気は未だに全く衰えていません。

落語のCDの売り上げは、今もって第一位を誇っているそうです。

その志ん生さんは、数々の名言を遺したことでも有名です。

たくさんの言葉の中から、ひとつご紹介します。

お弟子さんにおっしゃった言葉だそうです。

「おまえが誰かの高座を観て、こりゃあオレより下手だ、オレの方が格段に上手い、とこう思ったら、その噺家(はなしか)とおまえはおんなじくらいの力だ。

こりゃあオレとおんなじくらいだ、どっこいどっこいだ、とこう思ったら、その噺家はおまえよりずっと上手い。

で、もし、おまえが、この人は、悔しいけどオレより上手い、とこう思ったら、その人はおまえなんざあ足下にも及ばない、逆立ちしたってかなわない相手だよ。」

いかにも志ん生さん風のおっしゃりようですが、真実をズバリと突いた言葉です。

人間には誰しも自尊心がある。

人によって差はあるだろうが、思い上がりという心がある。

他人の芸を観るとき、それが邪魔をする。

無意識のうちに相手をおとしめ、自分を持ち上げて判断をしようとする。

だから、自分が同業者の芸に対して下す評価は、ずいぶんと自尊心を差し引いて行わなければならない。

と、いうことでしょう。

芸人さんの世界では、これを「眼高技低(がんこうぎてい)」と言うようです。

眼は高いが技は低い。

他人の芸を批判する力はあるが、ではそのとおりに自分が出来るかというと、これがなかなか出来ない。

だから、自分の高座を記録した映像や音声を観聴(みき)きするのは苦手だ、という人が多いと聞きます。

自らの芸に足りないところが見えてしまうからでしょう。

これは芸の道だけに限られたことではない、と思います。

どんな世界でも同じでしょう。

同業者やライバルを意識するときに、忘れてはならない戒めです。

自分に自信を持てるのは大切ですばらしいことです。

しかし、それが過ぎると間違いのもとになります。

発展したければ謙虚に。

大変な巨匠が、人間国宝になってもなお「まだまだです。死ぬまで勉強です。」とおっしゃいますが、手本とすべきはあの境地なのでしょう。

難しいことですが、果敢に努力していこうと思います。





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Mr.NAO

Author:Mr.NAO
東京都港区出身 
男性 
水瓶座

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