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整理整頓

では、前回の感想文を書き直してみましょう。

文章を整理整頓し、事実と意見をはっきり分ければ良いのです。

「ぼくは『カチカチやま』をよみました。

えほんではなく、じがたくさんのほんです。

たぬきが、おばあさんをころして、おじいさんがかなしんでいました。

ぼくは、おばあさんがかわいそうでびっくりしました。

おじいさんは、うさぎに、たぬきをやっつけて、とたのみました。

おじいさんは、なんでじぶんがやっつけないのか、と、ぼくはおもいました。

うさぎは、さいごにたぬきをどろのふねにのせて、みずにしずめました。

ぼくは、ざんこくだなあとおもいました。

おじいさんは、よろこんで、うさぎにおれいをいいました。

うさぎは、いさましくて、さむらいみたいなかんじがしました。

とてもおもしろかったです。」

1行めから3行めまでは「事実」です。

前の文章では、3行めに「意見」が混じっていましたので、それを独立させて4行めに書きました。

次の展開を5行めに「事実」として書き、それに対する「意見」を6行めに書きます。

同様に、さらなる展開を7行めに「事実」として、同じくそれについて感じたことを8行めに「意見」として書きます。

続いて、物語の終結部の「事実」を9行めに、書き手が抱いたうさぎへの印象を10行めに「意見」として、最後に、作品全体の感想である「意見」を11行めに書いて、感想文をしめくくります。

要するに、客観的な事実と主観的な意見を、それぞれ独立した一文で書けば良いのです。

幼い子どもは語彙(ごい)が少なく表現力が乏しいので、日常会話でも何かを訊かれて返答に窮すると、よく「わかんない。」と言います。

感覚として返答に値するものを感じてはいるのですが、それを言葉にして表せないのです。

そういう子どもにとって、文章の中で「事実」と「意見」を書き分けるというのは、初めは相当に難しいことです。

しかし、本に書いてあったことと、それを読んで自分が思ったことを別々に書くように指示すると、だんだんと出来るようになっていきます。

この過程で最も大切なのは、本に何が書いてあったのか、それについて自分はどう思ったのか、について常に「考える」ことです。

ロダン

「書く」という作業は、「考える」こと無しには出来ないのです。

意見を述べるより事実を報告する方が、「考える」という点では比較的に楽です。

ですから、「書く」訓練として、国語の授業では「大意把握(たいいはあく)」というのが行われます。

教科書などの文章を読んで、その大体の内容を書くのです。

もちろんこれは読解のためのプロセスとして、作品を確実に読み取らせようとするものでもありますが、読み取れれば、それについて何らかの感想が生まれてきます。

感想が生まれれば、それを表明したくなります。

すると、どのように表明したら良いのか「考える」ことになります。

また、そのために作品をよりいっそう真剣に「読む」ことにもなります。

そうなると、作品についてさらに深く「考える」ようになります。

ここに、「読む」「書く」「考える」という好循環が実現するのです。
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Mr.NAO

Author:Mr.NAO
東京都港区出身 
男性 
水瓶座

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