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ペン

人が「書く」という作業を本格的に行い始めるのは、日本の場合、小学校に入ってからでしょう。

授業中に先生が書いた黒板の字をノートに書き写すことが、「書く」ことの第一歩です。

とはいえ、1年生になったばかりの子どもは殆どの字をこれから習っていくので、ノートの内容は当然ながらたどたどしいものです。

しかし、これが真に大切なのです。

そこに書かれていることと同じことを書く、というのが「書く」ことの基礎だからです。

先生の説明を聴きながら、先生が書いたのと同じものを、自分の手先を動かして書く、という作業は、脳をすばらしく回転させてくれます。

これは、近い将来「考えながら書く」ことができるようになっていくための重要な訓練なのです。

なぜなら、手先や指先を使って何かを書いたり作ったり操作したりすると、脳が活発に動くからです。

これと同時に、黒板の字などを見る、先生の説明を聴く、という視覚と聴覚の両方を働かせると、脳はますますくるくると動いてくれます。

ですから、授業というものは、受ける人が見る、聴く、書く、という三つの営みを同時に行う形で為されるのです。

「書く」ことの出発点は、事実を書く、ということです。

授業で先生が書いたのと同じものを書き写すこともそうですが、日常の中で自分が体験したこと、見たこと、聴いたことなどを、ありのままに書くのです。

小学生が夏休みに書かされる絵日記が、その再初歩です。

夜、寝る前にその日の出来事を書きましょう、という指示が先生から出されます。

そこで小学1年生は、こんなふうに書きます。

「ぼくは、きょう、ゆうがた、おかあさんとスーパーにいきました。

スーパーで、にくをかいました。

うちにかえって、おかあさんが、とんかつをつくってくれました。

ぼくは、おかあさんと、いもうとと、おとうさんと、とんかつをたべました。」

1行めは、誰が、いつ、誰と、どこに、行ったのか。

2行めは、そこで、何をしたのか。

3行めは、その後、誰が、何をしたのか。

4行めは、さらにその後、誰が、何をしたのか。

ここには、事実について文章を書く際に必要な要素が、見事に揃っています。

いわゆる「5W1H」です。

WHEN(いつ)、WHO(誰が)、 WHERE(どこで)、 WHAT(何を)、 WHY(なぜ)、 HOW(どのように)です。

ただし、上の例にはWHYとHOWがありません。

もう少し年齢が上がれば、スーパーに行った理由(WHY)や、母親はとんかつをどのように作ってくれたのか(HOW)について書けるようになっていくのですが、小学1年生あたりでは、まだそこまではなかなか無理かもしれません。

しかしながら、小学校の先生は「5W1H」をきちんと押さえて書くことを易しく教えてくれます。

これは実にありがたいことです。

九九ができないとちょっとした買い物にも困るように、絵日記の文章作法の習得は、その人の生涯にわたる文章能力の基盤を決定づける、小学校教育の重要な課程なのです。

さて、もう少し文章力がある子なら、上の日記の最後に「おいしかったです。」とか「とてもおいしかったです。」などという一文を書くでしょう。

では、この一文は、それまでの4行とはまるで性質を異にしているのですが、どのように違うのでしょう。

1行めから4行めは、何度も言うように「事実」を書いています。

それに対して5行めは、「感想」を書いているのです。

事実を書く練習をしていると、そのうちに、それらについての自分の気持ちも書きたくなってくるのです。

これが「書く」ことの第二段階です。

ノート

ペンであれ、パソコンであれ、「書く」ことの基本は「事実を書くこと」と覚えておいてください。

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Mr.NAO

Author:Mr.NAO
東京都港区出身 
男性 
水瓶座

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