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サーフサイド

三戸浜から帰宅したのは祝日でしたので、その翌日、新潮社に電話しました。

幸いにも新潮少年文庫を担当した方がいらっしゃって、ずいぶん長い時間にわたってお話を伺うことができました。

しかし、『つぶやき岩の秘密』の再版の予定はなく、先頃刊行された『新田次郎全集』にも収められなかったので、日の目を見ることはないだろう、ということでした。

本社に1冊保管してあるので閲覧はできるが、著作権法上、コピーはできないというお話でした。

以来、まとまった休みにはサーフサイドビレッジに泊まる一方、古本屋巡りをすることになりました。

現地ではドラマで撮影された場所をたくさん見つけてとても嬉しかったのですが、神田神保町の古書店街をはじめ、町を歩いていて古本屋があると必ず入って捜す、ということを続けたにもかかわらず、原作本の方は全く発見できず、悔しい思いをする毎日でした。

サーフサイドビレッジは、スタッフが変わったりレストランを模様替えしたりして、少しずつグレードアップしていきました。

そのうち、常連客ということで、広い部屋にサービス価格で泊めてくださるようになりました。

ツイン

テレビとヴィデオデッキ、コンポーネントステレオが付いたツインルーム(写真上)に、1人で泊めていただきました。

フォーサム

友人数人を誘って、さらに広いフォーサムルーム(写真上)を借りたこともありました。

3階

最上階の、晴れた日には海の向こうに富士がくっきり見える部屋(写真上)にも、何度も泊まりました。

もちろん、三戸浜を訪れるたびに『つぶやき岩の秘密』ゆかりの場所に足を運び、ドラマの記憶を確かめました。

でも、原作本は見つかりませんでした。

そんなある日曜日、初めて三戸浜の海岸に降り立った日から3年ほどたったその日、新聞でNHKのテレビ番組表を見て仰天しました。

早朝の時間帯に、なんと『つぶやき岩の秘密』が放送されると書いてあるのです。

時計を見ると、今正に放送が開始されようとしている時間です。

慌てふためいてテレビのスイッチを入れると同時に、ビデオの録画を始めました。

テレビをつけると、もうドラマは始まっていました。

最終回の冒頭の部分でした。

主人公の三浦紫郎(みうらしろう)と白髯(しらひげ)さんが、白髯さんの家のテラスで話すシーンです。

紫郎

十数年ぶりに再会した映像に、全身が震えました。

三戸浜の情景が鮮やかに映し出され、自分が今そこにいるかのように思われました。

録画のスタートが遅れ、冒頭部分が切れてしまったことが返す返すも悔やまれました。

現在調べてみると、この番組は『NHKビデオ・ギャラリー』で、過去の放送番組を当時の制作関係者と共に振り返るという主旨のプログラムだったようです。

そして、その放送は1988年11月3日(日)午前7時30分から58分30秒まででした。

この放送を観て確信しました。

NHKに映像が存在しているのなら、これはヴィデオ化されるはずだ、と。

予想は当たりました。

果たして、その翌年、遂に『つぶやき岩の秘密』はVHSヴィデオテープに収められて発売されたのです。



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Mr.NAO

Author:Mr.NAO
東京都港区出身 
男性 
水瓶座

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