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アーベントロート

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーの交響曲の演奏といったら忘れてはいけない名盤を、前回挙げ忘れていました。

なんという不覚でしょう。

ヘルマン・アーベントロート(1883〜1956。戦後、旧東ドイツ。)がライプツィヒ放送交響楽団を指揮した『交響曲第六番<悲愴>』です。

1952年1月28日、ライプツィヒ放送局スタジオでの録音。

モノラル。

原版は、ドイツシャルプラッテンレコードです。

CD

並外れた機動力でオーケストラを猛然と引っぱる迫力と、聴く者を仰天させる荒技は、今どきの指揮者には絶対に真似の出来ない、アーベントロート一流の至芸です。

四つの楽章のうちでも特筆大書されるべきは、第三楽章「アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ」。

特に後半、それまでのこの曲の演奏史になかった、掟破りともいうべき破格のギアチェンジを連発して、聴き手の度肝を抜くのです。

その悠揚迫らぬ変幻のバトンに、一歩も退かず食らいついていくオケも、実に見事なものです。

確か、現在、日本では二種類のCDが出ています。

片方(写真)は品切れですが、もう片方は販売されていると思います。

初めて聴いたのは高校生のときでした。

友だちの家でLPを聴かせてもらって驚天動地。

数日のうちにレコード店を回って捜し出し、小遣いをはたいて同じレコードを買いました。

もちろん、そのレコードは今もうちにあります。


切手
旧東ドイツで発行されていたアーベントロートの肖像を図柄にした切手


アーベントロートは音楽院の院長などを歴任し、旧東ドイツの高等音楽教育にも多大なる貢献を果たしたということで、亡くなったときは国葬が営まれたそうです。

ところで、この演奏と同じライプツィヒ放送交響楽団とバイエルン国立管弦楽団を振った『ブラームス交響曲全集』も大変に評価が高いようです。

わけてもバイエルンとの『第一番』は、1956年の録音というからアーベントロートが亡くなる直前の、しかもこの全集中唯一のライヴ録音で、鬼気迫る怪気炎的演奏だそうです。

こちらも購入したくなってきました。

実際そうしましたら、またお話しします。
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Mr.NAO

Author:Mr.NAO
東京都港区出身 
男性 
水瓶座

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