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家持

知りませんでした。

11月1日は「古典の日」になったそうです。

それについて書かれた毎日新聞の社説をご紹介します。

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社説:古典の日 多様な豊かさに学ぼう
毎日新聞 2012年10月22日 02時30分

11月1日は古典の日。

今年、超党派の議員立法で法制化された。

9月に公布された法律によると、古典は文学だけでなく、音楽、美術、芸能、思想など、幅広くとらえられている。

囲碁や将棋、茶道、外国文学の翻訳も「古典」に含まれている。

祝日にはならなかったが、東京や京都でフォーラムやシンポジウムも予定されている。

紫式部日記の1008(寛弘5)年11月1日の項に、源氏物語に関する記述がある。

源氏物語

この世界に誇る名作が文献に出てくる最も古い日付だ。

それにちなんで2008年に「源氏物語千年紀」の催しが各地で開かれた。

その後、源氏物語の舞台となった京都の文化人や自治体、商工会議所が中心になって、古典の日の法制化を求める運動を続けてきた。

古典は現代人にとっても知恵の源であり、心のよりどころだ。

長い年月を生きてきたものは、新しい創造をはぐくむ豊かな土壌になる。

水の尽きない井戸にたとえてもいい。

その一例として、村上春樹さんの作品群を挙げよう。

村上春樹

現代日本を代表する作家の小説は、欧米やアジアなど40以上の言語に翻訳され、世界中で読まれている。

村上文学は平易で洗練された文章で、世界中に共通している都市の生活を描いている。

出てくるハンバーガー店やフライドチキンの店も、多くの国でおなじみのものだ。

しかし、よく読むと日本文学の伝統が背後にあることがわかる。

季節の変化に対する繊細な美意識。

自然が人間を包み込むような感覚。

死者が生者のすぐ近くにいるという設定。

一切のものがはかないという無常観。

平家物語や雨月物語が登場する作品もある。

雨月物語

現代人の生き方を問いかける村上作品の底には、古典が息づいているのだ。

今年は古事記が編纂(へんさん)されて1300年、方丈記が完成して800年の節目になる。

古事記

天地の始まりから、この国の原風景を説き、各地の土地に根づいた記憶を伝えてくれる古事記。

相次ぐ天災や戦乱の中で、世事にとらわれない隠遁(いんとん)生活を描いており、東日本大震災後に改めて読み返されている方丈記。

方丈記

いずれも今年、注目された私たちの大切な財産だ。

ただ、古典はそれにとどまらない。

たとえば、アイヌの口承文芸である叙事詩、ユーカラ。

ユーカラ劇

沖縄の伝統的な楽劇である組踊。

組踊

各地に伝わる神楽や民俗行事。

この日本列島で、長い年月にわたって繰り広げられてきた人々の営みの結実が古典だともいえるだろう。

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学校でなぜ「古典」を教えるのかという問いに対する答えが、この社説です。

「温故知新」をしないようになったら、人間は終わりだということです。

考えてみれば「歴史」もまた「古典」と言えるかもしれません。

歴史に学ばない民族は滅びるとも言われます。

先人を見倣い、またその振りを見て我が振りを直しながら、進んでいきたいものです。
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Mr.NAO

Author:Mr.NAO
東京都港区出身 
男性 
水瓶座

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